くるみとあんずの散歩道

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歌舞伎の思い出

2012/12/14(Fri) 19:40
数え年の6歳・6月6日から日本舞踊を習い始めたくるあんママは

その少し前から祖父母に手を引かれ、歌舞伎を見に行くようになりました。

入口を入ると赤い絨毯の敷かれた階段、劇場内には提灯がぐるりと飾られ、また客席を彩る和服姿の女性たちが

外の世界と違う華やかな雰囲気を漂わせていました。

「さぁ!日本一の美男美女が登場するぞ」珍しく意気揚々とする祖父の言葉に、

子供なりに美男美女のイメージを頭の中いっぱい膨らませて待っていると。。。

ドーランが皺に食い込んでいるようなご老人のカップルが現れてビックリしたり、その老カップルの

恋の逃避行が…さっさと逃げりゃいいのにじれったいほどスローテンポなので、子供なりに理解に苦しんだり、

にもかかわらず日頃せっかちな隣の祖父母が…(名演技に)感動の唸り声を揚げているのを、

ボー然として眺めていた子供時代のくるあんママでした。


現実とは、かけ離れた歌舞伎の表現法。。。それが祖父母のお供をしていくうち

目や耳が徐々に慣れて行ったのでしょうか、違和感なく受け入れられるようになっていきました。



ある時、客席が歓声に湧き上がる一瞬がありました。

それは人気役者の子供の初舞台だったのです。

名役者と言われるその父の跡継ぎであり、歌舞伎界を背負っていくであろう、との期待感が

その小さな子供に注がれているのを感じました。



そしてその子は、すくすくと役者人生を歩み続けて行ったのでした。


くるあんママを歌舞伎鑑賞に導いてくれた祖父母亡き後も、時折歌舞伎座に足を運ぶと

そのちっちゃな彼が、目覚ましい成長をし続けていて、時には若手のリーダー格になっていたり、

時は立ち役も、女形もこなせる華やかな役者に成長していたり、世界に羽ばたいて行ったり

二人の息子と共に一門を引っ張って行く、歌舞伎界の中心的存在になっていて。。。

あの小さな子供がね・・・といつも初めて見た時の幼い彼の姿と、響き渡る歓声が浮かんでくるのでした。


その後も彼は、初舞台の大きな期待を上回るほどの成長をし続けました。

そして、あの時の舞台を見て歓声を送っていた、ほとんどの人が旅立っていったであろう空へ、

57歳の若さで彼も逝ってしまいました。

勘三郎さんの初舞台を記憶している最後の一人に、くるあんママはなっているのかもしれません。



劇場内が響くような、あの歓声が今も耳に残っています。

名舞台の数々が瞼に残っています。

天国で、残りの役者人生を続けてほしい。

それを私も見てみたい。

輝き続ける勘三郎さんを。。。




思い出 コメント:2 トラックバック:0
コメント:
--NoTitle--

くるあん家におじゃました時に ママさんの日舞姿のお写真をみたのを思い出します^^

勘三郎さん残念でしたね・・・
パパとワタシの間の年齢の勘三郎さん ファンでした

くるあんままさんの御心のなかで、初舞台を覚えていらしゃることは大切な思い出ですね
歌舞伎は、2,3回顔見世を観にいたことがありますが 若かった時なのでどなたが、出演なさっていたのか 覚えていません
でも、テレビの中で 何度か勘三郎さんのお芝居を見て ファンになりました
テレビで、追悼番組を見ていると胸がいたいです
by: トトロママ * 2012/12/15 16:41 * URL [ 編集] | page top↑
--☆トトロママさんへ--

スケールの大きい役者さんでしたね?
歌舞伎の枠に留まらず、広い世界の人々に支持されました。
これから増々円熟味を増す時期に、残念でなりません。
天国でも、役者として多くのファンを楽しませてほしいです。

トトロママさんも日舞をなさっていらしたので
歌舞伎役者の芸の魅力を強くお感じになるのかと思います。

追悼番組を見ていると
彼がまだ生きているような気がしてなりません。
by: くるあんママ * 2012/12/15 22:37 * URL [ 編集] | page top↑
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プロフィール

くるあんママ

Author:くるあんママ
2012年夏、東京下町から南房総内房の海岸近くにお引越し。
ミニチュアシュナウザー、くるみ(ソルト&ペッパー12歳)とあんず(ブラック8歳)パパママの4人暮らし。
時に、オバちゃんの介護日誌も兼て。
東京の家には長女CHA-ネエ・ポメラニアン小太郎(7歳)きなこ(2歳)が。
お散歩、趣味(料理)、お友達とのお付き合い、ボランティア等々気の向くまま綴っています。

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