くるみとあんずの散歩道

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叔母の記憶

2014/07/01(Tue) 19:39
先週末、用事が重なったり東京へ出向いたりで

施設の叔母に、面会出来ない日が続きました。

月曜日、3日ぶりに会いに行きますと

シラ~~~っとした雰囲気・・・声をかけても(;一_一)無視。

ママのことを忘れてしまったのか、すねているのか

椅子にのけぞるようにして、天井を見上げている叔母。。。

話しかけても中々3日間の空白が埋まりませんでした。

あんなに敬愛していた祖父(叔母の父)の話題に触れても

全く反応がなく、記憶喪失にでもなってしまったかのようです。

叔母にとっては身内の面会、食事の介助、話しかけが

如何に重要なものであるか、切実に感じた瞬間でした。

今日は。。。いつものように同じテーブルの明るいお母さんたちが

「いらっしゃ~いっ!」と笑顔で迎えて下さる中

叔母は昨日と似たような状態で・・・表情を変えないまま

「あんた、だれ?」とか、

「K子(くるあんママ)なんか知らない」とか。。。

話しかけ続けるうち、徐々に思い出したかと思ったら

「Kちゃん(ママ)死んじまったんだよ」とか、その理由が

「食べ過ぎだろ?」とか。。。(^_^.) その挙句に

「なーんだ、生きてるならさっさと言いな!」とか

少しずつオバちゃんワールドを取り戻してきました。

昼食は月曜・火曜共に殆ど完食に近い食べっぷり。。。今日は

「ママに盗られちゃうから(^◇^)」と言って笑ったり

「美味しいから食べていいよ」と薦めたり。。。

明るさを取り戻してきました。

DSC01612.jpg


お隣のおじいさんが甲高い泣き声を発すると

「男だろ! シャンとしろー!」などとカーツッを入れる反面

孤独感や不安感を感じることもあるようで、

明るかったり、威勢が良かったり落ち込んだり。。。

精神状態は安定せず、言っていることの殆どはハチャメチャです。

DSC01622.jpg


そ・れ・が・・・帰りがけ席を立ったママに向かって

叔母はこう言ったのです。

「くるあんが待っているから、早く帰っておやり」

えーっ???

叔母が『くるあん』と言うのを初めて聞きました。

聞き間違いではないかと思い、何度も聞き返しましたら

「くるあんだよ、くるあん。。。あのおデブのクルとお黒のこと!」(^_^)v

そうです!そうです。。。叔母はいつも クルのことをおデブ、

あんずのことをお黒と呼んでいたのです。

でもここのところ、叔母の記憶の殆どは

遠い昔のことに限られていたのでした。

子供の頃可愛がっていた、土佐犬の話・・・犬小屋に入り込み、

大きな土佐犬にかじりついて昼寝した幼いころの思い出話。。。

そのよだれがべたべたしていた事、犬臭かったことなどを

話していることが多かったので、『くるあん』発言には本当にびっくりしました。

今日の面会の後半は、とても理に適った話が多くホッとしました。

DSC01609.jpg


帰り道、抜けるような夏の空の元、この幸せが続くことを祈りました。

やや保守的な家庭で育った私達ですが、きっと今日の

集団的自衛権行使容認…つまり

憲法を変える閣議決定を強行する安倍政権に対して叔母は

怒りと悲しみを感じたに違いありません。

そう言えば、あの尊い多くの命を失った第2次世界大戦も

今日の動きと同様、1国で守りきれないであろうから集団的自衛権を、と

抑止力を高めるスローガンの元、あのような多大な犠牲者を出す戦争に

突っ走っていったのです。

今、平和を願う国民として、将来戦争に駆り出されるであろう若者たちを

守りたい!と 叔母の心も感じるはずです。

戦火を潜り抜けてきた一人として、。

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オバちゃん コメント:4 トラックバック:0
コメント:
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叔母様、お寂しかったのですねー
いつもママさんのことを楽しみに待っていらしゃるから ちょっとおへそが曲がってしまわれたのでしょうか?

ワンコ集合の時は大丈夫でしょうか?
大切な叔母様ですから心配です ♡
by: トトロママ * 2014/07/02 10:07 * URL [ 編集] | page top↑
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おばさまかくるあんちゃんのお話・・・すごいですね
心のどこかにのこっているのでしょうね
うれしいですね

ママさんがおばさまのありのままを受け止めてられる姿・・・すごいな~~とおもいます
kimiもそんな風になれたらいいのにな~~と・・思います
by: kimi * 2014/07/02 11:22 * URL [ 編集] | page top↑
--☆トトロママさんへ--

そうですね・・・きっとすねていたのでしょうね。
叔母がどんな反応をしようと、
日常の世話は施設の方々にお任せしていますので、
私は楽をさせて頂いています。
とても有難いことです。
せめて叔母には寂しい思いをさせないように、と思っています。

ご心配いただきありがとうございます。
3家族集合は大丈夫です!
楽しみにしていまーす(^o^)丿
by: くるあんママ * 2014/07/02 22:45 * URL [ 編集] | page top↑
--☆kimiちゃんへ、--

叔母が「くるあん」と言ったのを初めて聞きました。
何度も聞き返したら
「ほら!あの くるあんだよ!おデブのくるちゃんとお黒の…」
とボケる前と同じような会話が出来たの!
でもほんの一瞬で、また記憶の迷子になっちゃうんですが・・・。

以前の叔母はこんなに毒舌で品が悪くは無かったんですが
老境に入ってこんな言葉使いになったのは
きっと心の中に不満を貯め込んでいたのでしょうね・・・
ずっと独身で生きてきたので
祖父母亡き後、自分をさらけ出して甘えられる存在がなかったのでは?と思っています。
私以外に受け止めてあげる人がいないので、仕方ないです。
もう先もないですから。。。
by: くるあんママ * 2014/07/02 22:54 * URL [ 編集] | page top↑
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プロフィール

くるあんママ

Author:くるあんママ
2012年夏、東京下町から南房総内房の海岸近くにお引越し。
ミニチュアシュナウザー、くるみ(ソルト&ペッパー12歳)とあんず(ブラック8歳)パパママの4人暮らし。
時に、オバちゃんの介護日誌も兼て。
東京の家には長女CHA-ネエ・ポメラニアン小太郎(7歳)きなこ(2歳)が。
お散歩、趣味(料理)、お友達とのお付き合い、ボランティア等々気の向くまま綴っています。

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