くるみとあんずの散歩道

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安房の国 地質研究 海から生まれた大地

2013/11/26(Tue) 09:24
22日、安房地区公民館連係事業主催の地質勉強会に参加しました。

『嶺岡山系の成り立ちと千葉石』

今回の勉強会は、くるあんママにとって解らないことばかり…

嶺岡ってどこ? 千葉石って何? 

こんな調子ではありますが、今回も有難いことに

パパの囲碁先輩Aご夫妻(物知り博士)とご一緒~

手取り足取り教えて下さいました。


房総半島の地史を紐解くにあたって

① 海底にたまった堆積物

② 日本列島の東側に横たわる海洋プレートの沈み込む海溝に近接

の2点がポイント。

つまり房総の地層の大部分が、深海底から浅い海の堆積物で成り立っていて

それらはプレートの活発な地殻変動によって海底から持ち上げられた…

と考えられています。DSC08598.jpg



3000万年前は、まだ、千葉県が形になっていません
DSC08602.jpg
日本列島には場所に寄り第四世紀よりも前まで遡る地形面もあるということですが、

千葉県では中~北部に広がる下総台地が最も古い地形で

その大部分は12万年前後の最終間氷期に、

古東京湾という浅い海が干上がってできた大地だということです。

日本列島全体からみると、千葉の地形の歴史は比較的新しい、

ということが解ります。長い地質の歴史と比べるとつい最近の出来事になるそうです。



もう少し付け加えると、海洋プレートの影響とは…

フィリピン海プレートと太平洋プレートが陸(北米プレート)の下に沈み込み

それらがひしめき合い、プレート境界での様々に加わる力や現象が原動力となって

房総半島が生まれた、ということです。

DSC08600.jpg

千葉県の地質は、大きく銚子地域・房総半島北部・中部・南部

に区分されるということです。


銚子層群

最も古い堆積岩は銚子地域(東の突端)の前期白亜紀(1億3千万~1億1千万年前)

北部

下総層群

中部

上総層群

南部

三浦層群、保田層群、峯岡層群、銚子層群、愛宕層群

嶺岡構造体

ここだけは地層が立っていて長い時期に吹き上げられ何層にもなっていたり、

そこにまた吹き上げられ層が混ざっていたり、

混ざる時に擦れて石が丸くなっていたりします。



全体的には銚子層群に次いで古い…と言われていますが

局所的に最も古い地層や岩石が分布していることが発見され、地層も複雑に変形していて

堆積岩・火成岩・変成岩等多様な岩石と様々な地層がモザイク状に分布していいて、

その生い立ちは、未だ十分に解明されていません。


DSC08689.jpg


地表に現れている部分を現地見学させて頂くことになりました。


フィリピンプレートの地殻変動によって海底から押し上げられ

堆積物が剥がれ陸側に着いて出来た…と言われる岩の数々が

嶺岡山地の地層や地上に見ることが出来ます。


その嶺岡山地はどこにあるのか、というと…

太平洋に面した鴨川市から内房の鋸南町佐久間に至る東西の線で

南房総半島を貫いています。



地図の下の方にある上下の点線で挟まれたえんじ色とこげ茶色の部分↓

DSC08688.jpg
その地層が・・・

地質学・鉱物学の両面で、興味深い山地であるがため、人々を惹きつけます。

玄武岩、 その下の 班れい岩 の堆積層を突き破って上昇する

かんらん岩が変成作用で 『蛇紋岩』に変化。

ここ、嶺岡山地では、これらの幅広い鉱物種が観察できます。

DSC08690.jpg


さてその蛇紋岩はマントル物質が変質した岩石で、

地下深い所から湧き出てきたことが解ります。



この山地を境に北と南の地質構造が異なっているそうです。

更に惹きつけられるのは、こうした太古の地質史を物語る

証拠の石がそこここに見られる点です。

DSC08614.jpg

ここ平久里で本間千舟さんご夫婦によって発見された

千葉石(chibaite:チバアイト)・・・世界で初めて発見された新種の鉱物。

DSC08604.jpg

水晶(石英)と同じ二酸化珪素を主成分。決勝内部にメタン、プロパンなど

ガス分子を含む。

約1800年前の地層中に脈として産する。

同じ地層からシロウリガイなど化学合成生物の化石が産する、

と資料に記されていました。

千葉石の発見に湧く地元でしたが、発表した直後にあの3.11となり、

歴史的発見のニュースは、あまり話題にならなかったそうです。

この日、千葉石を見せて頂きました。

とても小さな石で、顕微鏡で見ると氷の欠片のようでした。

千葉県立中央博物館に展示されています。





ここから更に山地に向かい、

DSC08617.jpg
ゴルフ場の中にある蛇紋岩を見学。

地球奥深くから押し出されてきた岩です。

ここでこんなにキレイな石、見つけました。DSC08677.jpg
どんなに長い年月が、この石の中に込められているのでしょう。


みな、先生のお話を熱心に聞き、岩山を登り、石集めしました。

DSC08619.jpg

ゴルフ場ですから、景色も素晴らしいです。
DSC08623.jpg



その後、嶺岡山地の太平洋岸…鴨川へ行き
DSC08631.jpg

県指定天然記念物 鴨川枕状溶岩を見学。
DSC08629.jpg


DSC08639.jpg

DSC08637.jpg
火山の無い千葉県ですが、ここ鴨川の海岸沿いで溶岩を見ることが出来ます。
DSC08641.jpg
海底火山から噴出したもの。

枕を積み重ねた様な形をしているので枕状溶岩と呼ばれています。

この形になったのは、深海の高い水圧によりチューブから絞り出されるように

かたまりとなって出てきたためです。

表面にひび割れが見えるのは、水中で急激に冷やされ固まったため。


房総の松島と呼ばれる絶景。。。

なぜ、こうして島々が点在したか、説明を聞き逃してしまいました。
DSC08632.jpg
今、自分で調べているのですが、中々答えらしきものにたどり着きません。



太古の地中奥深くから噴き出した石を見る為
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嶺岡帯の岩石探し。
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PB220668.jpg


足場の不安定なところも何のその
DSC08656.jpg
太古のロマンを見たい一心で!
DSC08663.jpg




海は静かに広がっていました。
DSC08662.jpg

地球は美しく、果てしない魅力を持っています。




この勉強会は22日に行われました。

講義を録音したり、写真を撮ったり、帰宅後ネットで調べたり

色々試みましたが、学んだことが思い出せずブログアップが遅れました。

叔母の面会に行った折、そんな自分の力不足をグチりましたら

叔母いわく

「肝心の石だって、もう忘れちまってるよ。」

叔母はいつもこうして、

いとも簡単にママの気持ちを晴らしてくれます。


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プロフィール

くるあんママ

Author:くるあんママ
2012年夏、東京下町から南房総内房の海岸近くにお引越し。
ミニチュアシュナウザー、くるみ(ソルト&ペッパー12歳)とあんず(ブラック8歳)パパママの4人暮らし。
時に、オバちゃんの介護日誌も兼て。
東京の家には長女CHA-ネエ・ポメラニアン小太郎(7歳)きなこ(2歳)が。
お散歩、趣味(料理)、お友達とのお付き合い、ボランティア等々気の向くまま綴っています。

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